遠藤実(すみだゆかりの人物を紹介します)

遠藤 実(えんどう みのる)

遠藤実氏
画像は、Adataro, CC BY-SA 4.0 Wikimedia Commons経由
生年月日:昭和7年(1932)7月6日
没年月日:平成20年(2008)12月6日
職業:作曲家

プロフィール

 昭和7年、東京で生まれる。戦時中に新潟に疎開。昭和24年(1949)17歳のときに再度上京し、演歌師(流し)をしながら作曲を独学。日本マーキュリー専属作曲家となる。昭和32年(1957)「お月さん今晩わ」のヒットを機に活躍を始める。昭和40年(1965)ミノルフォン株式会社を興し、後に同社代表取締役社長となるが、昭和45年(1970)同社退任後、フリーの作曲家となる。1950年代から晩年まで、舟木一夫、美空ひばり、北島三郎、森昌子他多数に楽曲を提供し、『高校三年生』『星影のワルツ』『せんせい』『くちなしの花』『北国の春』『こまっちゃうナ』『すきま風』など、数々の名曲・ヒット曲を世に送り出す。また、日本大衆音楽文化協会会長、日本音楽著作権協会会長、日本作曲家協会会長他多数の団体の理事等を務めた。平成20年(2008)12月に死去。翌年1月には16人目(作曲家としては4人目)となる国民栄誉賞を授与された。

【主な受賞歴】
昭和48年(1973)日本レコード大賞第一回中山晋平・西条八十賞受賞
昭和50年(1975)紺綬褒章
昭和58年(1983)日本レコード大賞特別賞
平成2年(1990)紫綬褒章受章
平成6年(1994)日本レコード大賞功労賞
平成8年(1996)NHK放送文化賞
平成14年(2002)勲三等旭日中綬章
平成15年(2003)文化功労者

墨田区とのかかわり

 父直治と母ヂュウの次男として、昭和7年(1932)に南葛飾郡吾嬬町(現・墨田区立花)に生まれ、第一吾嬬小学校に入学。昭和18年(1943)戦時中に父母の故郷新潟に疎開するまで少年期を過ごした。

参考文献

著作

関連リンク

すみだゆかりの人物紹介

墨田区で生まれた、育った、暮らしたなど、すみだにゆかりのある人物を紹介します。

掲載日:2023年12月4日