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2020年12月 東大教授がおしえる忠臣蔵図鑑

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東大教授がおしえる忠臣蔵図鑑

山本博文/著
 二見書房/2019.12


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元禄15年12月14日(西暦1702年1月30日)未明、赤穂旧藩士47人が本所松坂町(現在の東京都墨田区両国3丁目)の吉良邸に討ち入り主君の仇討ちを果たした赤穂事件。
当時の民衆の喝采のなかで「忠臣蔵」という物語に形を変え、現在に至る長きにわたり何百という芝居・映画・ドラマの題材となってきました。でも、今のティーンズは「忠臣蔵」が何かを知らない人のほうが多いのではないでしょうか?

そんなティーンズにオススメしたいのがこの本。信ぴょう性の高い資料に残された事実をもとにして事件を時系列に沿って解説しています。膨大な情報量を伝えながら、かわいいキャラクターや豊富な図版でわかりやすく構成されコラムや雑学をところどころにはさんで飽きさせません。

長い時を経ても残ってきた「忠臣蔵」の物語の魅力とは何か、歴史の面白さとは何かを知る入門書にぴったりの一冊です。