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読み書きのない世界 無文字社会の文化を知る七章
山下宗久/著
筑摩書房 ちくまプリマー新書513/2026.1

みなさんは漢文の授業は好きですか?
レ点や一・二点など、漢字の周りに小さな訓点がついていますね。
どうしてこんな複雑な規則を作ったのでしょう。
それは、昔々みんなが「書いて」使える文字がなかったから、
外国の文字だった漢字を、自分たちの「話す」言葉に合わせて読めるように工夫したのです。
文字のない社会を想像することは難しいかもしれません。
最近はスマートフォンなどに「打つ」ことが増えたとはいえ、コミュニケーションの手段として、文字は欠かすことができません。口では言いにくいことも、SNSになら書き込める…こんな経験がある人もいるかもしません。
もちろん、私たちの周りには、いろいろな事情があって、文字を使わずに意思疎通をする人たちがいます。そのことは、文字以外でも気持ちをやりとりすることが可能だと教えてくれます。
この本は、様々な時代や地域で、読み書きのない世界に暮らした人たちの生活が紹介されています。
「どうやって?」と想像することは、新しい気づきや学びのスタートになるかもしれません。